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休職、そのまま退職 ~(3)退職を決意・申し出

私は昨年、

会社を休職。
復帰することなく退職。
そして、職業訓練校へ入学した。

前回、休職中のことについて記録した。

今回は、退職を決意・申し出た時のこと について書く。

休職1ヵ月半後<復帰か、退職か>

休職をして1ヵ月半もすると随分と心身ともにすっきりしたものを感じてきた。

まだ復職診断書が貰えるレベルではなかったけど、会社への復帰も少しずつ考え始めるようになった。

休職開始後も定期的にオンラインで人事と面談はしていたので、復帰の流れについても軽く話に挙がったりしていた。

ただ、そういったことを考えたときに、

「この会社にもう消耗されたくない」

素直にそう思ってしまった。

メンタル的な不調はあまり感じない休職だったものの、会社へのストレスと不安は前々から非常に感じていたので、多少なりとも退職を考えたことはあった。とはいえ、実際には経済的な安定を捨てることはできず、あまり積極的に考えることは無かった。

ただ、休職して冷静になったことで、働きたいと思える魅力を会社に感じなくなっていたことに気づいたんだと思う。

復帰か、退職か、悩むことになる。

休職2ヵ月後<人事に伝える>

人事との定期面談で伝えた。

「復帰しないで退職しようと思います」

復帰するという選択肢は十分にあったと今でも思っている。

ただ、復帰したとしても、きっとまた同じようなストレスを抱えたり、「この会社にもう消耗されたくない」という気持ちが必ず湧き上がるだろう。そしたらまた退職を検討することになる。もう年齢も40代、何か新しい道に進むのであれば早い方がいい。(新しい道の模索については後述する。)
そう考えた上での決断だった。決断というほど立派なものでもなく、素直な気持ちに過ぎなかった。

この気持ちを伝えることは人事を驚かせてしまったが、粛々と受け止めてくれた。ただ、念押しされた。

「この面談が終わったら、退職の方向で社内的に動いてしまいますけど、大丈夫ですか?そうなったら、もう後戻りはできないんです。。」と。

「はい、構いません」

私がそう伝えたことで、実質的に退職が決まった。

退職日までは事務的な処理と、貸与品返却で一度会社に出向いただけであっけなく退職した。

こんなにあっさりとストレスフリーで退職が進んだのは、結果的にかなり良かったと思っている。上司に改まって退職を申し出or相談することを憂鬱に思ったり、業務引継ぎで大きな不安を抱えていたら、それだけで相当なストレスを感じてしまっていただろう。賛否両論あるとは思うけど、いきなり出社しなくなる形で退職というのも個人的にはありだと思うようになった。*1

退職理由について

退職したい旨を伝える前に、「この会社にもう消耗されたくない」となぜ感じたかをじっくり分析した。

会社の経営への不安、給与の不満はあったものの、一番は自身の業務内容だった。

いわゆる上流工程に位置する仕事をしていたものの、社外の客観的な観点で見た時に「〇〇の仕事をしている人」と具体的に表現できない、その会社内のゼネラリストになってしまっていた。しかもIT業界であったが、その中でも少々ニッチな業界でもあるため、会社が急に倒産して転職を余儀なくされた場合には、一般的に見たら「何もできない人」になってしまう。それであれば「何かができる人」になりたい。

このことは、表現方法は多少柔らかくはしたものの、退職理由としてはっきり伝えた。「何かができる人」になるために、勉強をしてスキルを身に着けたい、とも添えて。*2

 


後腐れなく退職することにはなったけれど、会社在籍中には相当な勉強と経験をさせてもらう機会が多々あり、お世話になったことに対する会社への御恩は今も感じている。

退職を決めたときに、次のアテは無かったし、収入への不安もあった。

ただ、在籍中の経験は次に絶対に活かせると思える自信があったことと、転職活動がスムーズにいかなかったとしても日雇いバイトで食いつなぐことは可能なので、正直不安はあまりなかった。そう思えたのも、次へのステップへ進むことの方に気持ちの舵を切っていたためだと思う。

とはいえ、基本的には転職先や次の仕事のアテを見つけてからやめた方がいいと思うけどねw

次回は、傷病手当金と退職日までの有給の扱いについて、書くことにする。

*1:その職場に残された人への負担は大きいとは思うけど、一人欠けただけで運用できなくなる職場だったらそれが大問題なので、そうならないような環境構築を前々から心がける必要があると思う。かつ、そういう環境だったら、そもそも急に人は辞めないケースが殆どだと思う

*2:今回の退職に限った話ではないけど、円満な退職を目指すならば、自分の思いは素直に伝えた方がいいと思う。